《江戸買物獨案内・えどかいものひとりあんない》 とは 江戸文化の
爛熟期である 文化文政期に 江戸市民向けに発行された
ショッピングのための情報誌であります。
 スポンサーを募り その店舗と商品を紹介するというスタイルは まさに
今日的な発想で 江戸商人たちの商業活動の先見性には本当に
驚かされるものがあります。
 
江戸市民はこの「江戸買物独案内」を片手にそれぞれの店舗を尋ね歩き
目当ての商品を手に入れる・・・電話やファックス ましてやインターネットの
無いこの時代 こういった庶民の楽しみ方は  通販カタログやグルメ雑誌が
数多く発行され人気を博している 現代の私たちの生活となんらかわること
なく 日本人の好奇心の強さ・美味への探求心・グルメぶりのルーツは
江戸に源を見つけられるのかもしれません。

この「江戸買物獨案内」によると 野菜菓子は 『砂糖漬』 という名称で 
菓舗や薬店で取り扱われていた事がわかります。
栄養価の高い 野菜菓子 はまさに《薬》のように珍重されていたようで
あります。
 
  
梅鉢屋は この当時に完成された 『砂糖漬』 の技術を伝承し 
    現在に伝える唯一の菓舗と自負いたしております。
   
   
   
   
   
▲文政七年刊の 江戸買物獨案内